カテゴリー:ハーブ、アロマ、精油
サロンは、6月15日より営業再開の予定です。営業再開にあたってのお知らせはこちらを一度見てくださるようお願いします。→営業再開のお知らせと大切なお客様へのお願いです。
3月末より長くお休みをしていたので、営業再開に向けてオイルや精油の準備をしています。
精油は開封後1年、柑橘系の精油は半年までに使用するのが望ましいとされています。過ぎてしまったものは、自分で急いで使いますが体には使用しません。植物の大切な恵みなので、無駄にはしたくないですよね。あまりたくさんの精油は常備出来ないのですが、メジャーなオーガニック精油から、ちょっと気になったオーガニック精油を20種類ご用意しています。
植物オイルは、おすすめの2種類。酸化しにくいオイルのオーガニックゴールデンホホバオイルと、オーガニックのマカデミアナッツオイルを常備しています。このオイルはフェイスケアやボディーケアに私自身、毎日使います。ハーブオイルの浸出油や、クリームを作るときにも使用しています。時間が経つとオイルは酸化してしまいます。ニオイがおかしくなっています。体にも害なので、酸化する前に、早めに使います。
今、ラベンダーの花盛りですね。個人的に一番使う精油は、ラベンダー精油です。真正ラベンダーと言う、ラベンダーです。香りも好きですが、その効能は素晴らしくて、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗炎症、鎮痛、鎮静、血圧降下作用などがあります。
私は軽い火傷や打ち身、虫刺されなどにオイルに混ぜて使っています。(※精油は薬ではありません。使用される時は、ご自身の責任のもとで、お使い下さいね。)
手作り化粧水に入れるのもラベンダーが一番多いです。心と肌を健やかにします。青紫色の涼しげな花で、肌が整っていくんですよ。使うたびに心もすっきりします。夏に向けて、太陽で、ほてった肌を鎮めるのにもラベンダーで作るラベンダーローションは必需品です。
ラベンダーは種類がたくさんありますが、学名はlavendulaで始まります。このラバンデュラは、ラテン語の(lavo洗う)(lividus青みががった)が語源の一つと言われています。
サロンで使用しているラベンダーは【学名lavandula angustifolia アングスティフォリア】です。
体や心に知らずと溜まったものを、すっきり洗い流し、傷までも癒してくれる、そんなイメージのラベンダーです。
精油は香りの好みが大事ですが、精油の由来や、植物の色や形を思い描いて選んでみるのも楽しいです。
オーガニックの植物からとれた精油とオイルのみを使用して、オールハンドでの全身トリートメントをしていきます。
心や身体に要らないものを洗い流して、すっきりしてください。
カテゴリー:ハーブ、アロマ、精油
6月
先日ハーブオイルを仕込みました。
ハーブオイルとは、植物油にハーブを浸して、ハーブの脂溶性の有効成分をオイルに浸出させたものです。浸出油(インフューズドオイル)とも言います。ハーブエキスがたっぷりのオイルが出来上がります。
ハーブには有効成分が含まれていますが、水に溶けるエキスと、油に溶けるエキスがあります。ハーブティーとして飲むときには、水溶性の成分を頂くことになります。
ハーブは、水溶性と脂溶性で有効成分も変わってきます。(両方の性質をもつものもあります。ややこしいですね)それぞれ何を目的にハーブを使用するかで、抽出方法も変わってきます。(さらに脂溶性、水溶性両方欲しいときは、チンキと言ってアルコールに浸出させます。)
マリーゴールドの花の名前は有名ですが、ハーブとして有効成分があり活用できるのは、ポットマリーゴールドと言う名前のハーブ(薬草)のマリーゴールドです。カレンデュラとも言います。園芸用のマリーゴールドの花とは全く違いますので育てる時は注意して下さいね。必ず学名を確認してください。
学名【Calendula officinalis・カレンデュラ オフィキナリス】 和名【キンセンカ】 キク科植物です。キク科アレルギーの方は注意が必要です。
officinalisとはラテン語で、薬用の、と言う意味です。
カレンデュラの脂溶性の有効成分で私が求めているのは、カロチノイド成分の抗炎症作用です。皮膚の炎症を鎮める効能を期待してオイルに浸けこんでいます。皮膚・粘膜の修復、消炎、抗菌作用があり、古くから、皮膚のトラブルに用いられてきたハーブです。
これからの季節、虫刺され用のクリームや、肌のケアクリームを作るのにとても良いオイルが出来ます。
今回2種類のカレンデュラオイルを作りました。一つは、たっぷり600ml。カレンデュラ石けん作り用にピュアオリーブオイルでカレンデュラを浸けました。
もう一つは、クリーム作り用に、オーガニックのゴールデンホホバオイルをベースに、マカデミアナッツオイル、サンフラワーオイル、アルガンオイルを入れて作りました。
【自宅でハーブ&アロマを楽しもうNo.8】
≪常温で抽出する冷浸法のインフューズドオイル(ハーブオイル)の作り方。≫
清潔な煮沸した瓶にカレンデュラハーブを入れて、ハーブが浸かるくらいオイルを注ぎ、蓋をして2週間~3週間したらコーヒーフィルターなどで濾して遮光瓶に移し冷暗所に保管します。
※一日一回瓶を振ってハーブとオイルを混ぜます。昔は日の良く当たる窓辺で2週間置くと習いましたが、最近は、日の当たる窓辺に置くとオイルが酸化すると言われていますので、日の直接当たらない場所に置きます。
※ハーブの量ははオイルの5~10%程度がたっぷりエキスが出て良いと思いますが、ハーブによっては、かさが多いものもあったりと作りづらいので、ハーブがかぶる位のオイルの量で作っています。写真は石けん用には、オイルがやや多めですね。
浸けている間もカレンデュラのカロチノイド色素のオレンジ色がとてもきれいです。次回はこのオイルを使ってクリームを作っていきます。
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サロンは只今、休業中です。6月15日から営業再開致します。
再開にあたってはこちらをご覧くださるようお願いします→営業再開のお知らせ