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花精油のダマスクローズ(ローズオットー)精油はRosa damascenaと言う学名のローズから採取されます。写真の真ん中のピンクのローズがロサ・ダマスケナです。この花が何十本何百本と集まって、たった一滴のバラの精油が採れるんです。
精油の採取方法によって、2種類の精油が得られます。
*ローズアブソリュート・・・溶剤抽出法(多くの芳香成分を含む華やかな香りは香水などに入れて素晴らしい香りを楽しめます。)
*ローズオットー…水蒸気蒸留法(落ち着いた甘い香りのローズは心を穏やかに鎮静させ、スキンケアやボディケアに向いてます。)
サロンで使用するのはローズオット-精油。その甘い香りは、傷ついたり、疲れた心を深く癒し、ストレスから解放します。そしてスキンケアでは香りをかぐことで肌の水分量がアップすることがわかっています!肌のくすみを改善して乾燥も防ぐ。潤いと幸せが増える香りなんですよ。朝晩のフェイスリンパドレナージュに使用したら最高ですね。
またローズオットー精油は女性ホルモンのバランスを整え、生理痛や更年期の辛い症状を緩和させます。香りをかいだり、トリートメントオイルに入れて腰や仙骨周りをトリートメントしていきます。手作りボタニカルローションに入れて、朝晩のフェイシャルケアに使用するのもいいですね。
ローズオットー精油は大変希少な精油です。
薔薇の精油500mlを採取するのに1トンもの花びらが必要だとか。100gで1滴の精油が取れる計算です。300gでバラ100輪位とすると、100本のバラから2~3滴の精油しか取れないんですね。貴重な精油です。しかも一滴で十分力を発揮してくれます。
50mlのローションに精油1滴でも肌に乗せた時の香りはとても良いものになります。
その昔クレオパトラはローズを愛用し、アラビア医学のバイブル本医学典範では、ダマスクローズのすり潰したものやローズウォーターを使った治療法がいろいろ示されているそうです。薬としても使われていたローズ。現代でもバラの花びらのジャムやお菓子、飲めるローズウォーターもあります。
サロンでは、ご希望によりフェイシャルトリートメントにローズ精油をご使用いただけます。滴数に限りがありますのでお早めにお声掛け下さい。またボタニカルローションご希望の方もトリートメント終了後にお作りいただけます。ごお自宅で続けてケアしていただけます。メールにてご相談下さい。
古代より治療や美容に取り入れられてきたローズで日頃の疲れを癒し甘い優美な香りをお楽しみ下さい。
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ニホンスイセンの花。毎年何の手入れもしなくても、時期がくると庭にひょっこり咲いてくれます。
水仙の英名を調べたら、narcssusナルシッサス。ギリシャ神話に出てくる美少年(自分を好きになる呪いを掛けられた)ナルキッソスより名づけられたとありました。ナルシストの言葉の由来だそうですが、とても綺麗な花ですよね。香りはジャスミンに似た華やかさがあって、グリーンの青草の香りも漂わせます。
香りの好みはそれぞれですが、生花で、たまに風に運ばれて来る香りは春を感じられて好きです。水仙は花精油としてアブソリュート(溶剤抽出法)の精油があります。アロマトリートメントでの使用はセラピストによっても分かれますが、高価な香水などに使われています。
この水仙もそうでしたが、アロマテラピーを学ぶと、たびたびギリシャ神話の何々~が、古代ローマの~、古代エジプトの~と出てきます。古来より人々は植物と深い結びつきがあり、綺麗な花々やその香りに魅了されてきたんですね。
そしてその花や草木の持つ効能や香りが私たちの心や身体を癒してきた。アロマテラピーの原点です。現在は精油と言う姿に形を変えて気軽に季節問わず、また様々な国の伝承ある植物を使用することが出来ます。アロマオイルトリートメントは全身で植物の恵みを感じられるアロマテラピーです。
≪スキンケアにも≫
「せっかくなら、化学合成のものでない、本物の花の香りと成分を、日々のスキンケアに使用したいですね。」
驚くほど簡単に。
朝晩本物の植物の香りを楽しめるスキンケアができます。
<基本の化粧水の材料は3つ>
1、 芳香蒸留水フローラルウォーター(植物から精油を取る時に植物に水蒸気をあてて、冷却し、抽出します。このときに出来る副産物です。花の香りや成分を微量に含む水です。)または、精製水(フローラルウォーターが無い時や、または、フローラルウォーターを薄める時に使用します。)フローラルウォーターの保存は開封後冷蔵庫で保存して下さい。
*薔薇の精油は大変高価ですが、バラの香りと成分を微量に含む水ダマスクローズフローラルウォーターは、そこまで高くなく購入できておすすめです。
2、 精油(肌にも、香りとして心にもお勧めの精油は、ラベンダー、ネロリ、ローズオットー、敏感肌、乾燥肌、エイジングケアに最適。こちらを単品、もしくは、ブレンドで使用)
3、 1,2だけでも良いですが、保湿の為にグリセリンを少々。ほんの少し入れます。使用するグリセリンは植物油脂から採れる植物性グリセリン。保湿成分です。
<作り方>
1、 100mlの容器に、グリセリン小さじ半分~1杯を入れる。(グリセリンの量は使って見て調整します。)※入れ過ぎは、逆に肌を乾燥させてしまいます。
2、 1に精油をラベンダーなら3~5滴。ネロリなら2~3滴。ローズなら1~2滴入れる。(ブレンドする場合は合計で5滴までがお勧めです。)
3、 2にフローラルウォーターまたは、精製水を95ml(容器の淵まで)入れて完成。良く振り混ぜて下さい。
*私が良く作るのは、ダマスクローズのフローラルウォーターと精製水を半々。精油はラベンダーです。フローラルウォーターを精製水で薄めても、とても良いローションになり、たっぷり使えて香りもいいですよ。
☆化粧水はたっぷりが基本です。何回も何回も肌に入れ込んで、最後にお好みのクリームでフタをします!私は、シアバターを手のひらにとって、温めて溶かしてから、顔を覆うように手の平をあてて、保湿します。40歳半ば。年齢的にもちょうど良い保湿になっています。
※使用期限は、冬なら2週間位で使い切ってください。きっと毎日たっぷり、顔やボディーに使うとあっという間になくなりますね。
※ご使用になる際は、ご自身の肌の変化に注意して、合わないようなら、すぐに使用を中止してくださいね。
※手作り化粧品は、ご自身の責任のもと、ご使用お願いします。
*サロンフェイストリートメントの整肌には。
フランスオーガニック認証のエルブデュレシリーズ。エーデルワイスなど8種類の高山植物エキス、ダマスクローズウォーターのなどが入ったブライトニングローションと乳液を使用しています。こちらは香りがいいと皆様おっしゃいます。手作りローションが気になる方は、そちらもお使いいただけます。お気軽におっしゃってください。
カテゴリー:ハーブ、アロマ、植物
寒くなると心配なのが、インフルエンザなどの感染症ですね。
アロマテラピーで使用する精油には、抗菌作用、抗ウイルス作用、殺菌作用などの効能を持つ、成分を含む精油がたくさんあります。
これら成分は、植物が自らを守るために備わった成分ですが、その成分を利用して、自然治癒力を高めたり、不快な症状の緩和、または予防することをアロマテラピーと呼んでいます。
メジャーな精油では、ラベンダー、ティートリー、ユーカリなどがあり身近で使いやすいです。
上の写真の丸い葉っぱのユーカリは主に観賞用でユーカリ・ポポラスと言う種類です。精油としての販売はありませんが、その葉っぱからは清涼感ある香りが楽しめます。形もかわいいですよね。
周りの空気を浄化するかなと、枝をカットしてきました。
<ユーカリ精油>
・ユーカリ グロブルス
・ユーカリ ラディアータ
・ユーカリ シトリオドラ(ユーカリレモン)
この3つはユーカリ精油として良く出回っている精油です。
ユーカリの特徴成分は1.8シネオール成分です。
ユーカリグロブルスとラディアータに多く含まれ殺菌、鎮咳、抗炎症作用があります。
(使用方法は)
*アロマディフューザーなどで香りを焚いてお部屋の空気を浄化、リフレッシュさせます。
*お風呂に入る時にシャワールームに数滴垂らしたり、浴槽に入れて(マックス5滴まで。お子様は3滴まで。3歳未満は入れません)、立ち上る蒸気を吸入します。
*ラディアータ精油はマスクの外側に1滴付けて使用すると、人ごみの中でも精油のベールで守られている気がして安心です。(グロブルスは刺激が強いです)
*植物油に混ぜて、オイルマッサージもおすすめです。(グロブルスは1,8シネオール含有量がとても高く皮膚刺激がある場合があります。1%濃度以下で薄めて使用してください、薄め方は植物油小さじ1杯に、精油1滴で大体の精油は1%濃度になります。ご高齢の方やお子様には刺激の少ないラディアータがおすすめです。その場合も0.5%濃度位のごくごく薄い濃度から様子をみて始めると安心です。)
*グロブルスとラディアータほどではありませんが、ユーカリシトリオドラ(ユーカリレモン)にも1.8シネオール成分は含まれますし、特徴成分のシトロネラ-ルによりレモン様の香りが楽しめて、リラックスできます。また筋肉の痛みを緩和します。
ユーカリ精油は予防だけでなく、咳や、炎症を鎮め、不快な症状を緩和させます。これからの花粉シーズンにも使用したい精油ですね。
サロンでは、只今アロマオイルトリートメント前のフットバス(足浴)にユーカリ精油とヒマラヤ岩塩を入れています。立ち上る爽やかな香りもお楽しみ下さい。
カテゴリー:ハーブ、アロマ、植物
*キャンドルの揺らめきは1/fゆらぎ*(えふぶんのいちゆらぎ)
キャンドルの灯りが近くにあると、心が落ち着いてゆったりした気持ちになれます。
それは、キャンドルの炎の揺らぎが1/fゆらぎをしているから。
1/fゆらぎとは、自然界にあるリズムのことです。小川のせせらぎや、木々の間から差し込む木漏れ日、とてもリラックスできて心地よく感じます。
私達人の鼓動も1/fゆらぎを刻んでいるので、同じゆらぎに触れると緊張がほぐれリラックス状態の脳波α波が増えていくそうです。
日々の仕事や人とのかかわりでお疲れの方は、是非キャンドルを灯してみてくださいね。
そこにアロマオイルの香りが加われば、より一層リラックスできますよ。
〖ほんとに簡単に出来ちゃうアロマキャンドル。かかる時間は1~2分。〗
私は、この作り方を初めて知った時にほんとに感動しました!以前テレビでも紹介されたことがあるようで知っている方も多いかもしれません。家にある簡単な材料で驚くほど簡単にできます。
今回は和みかんで。
1、みかんの皮に横にぐるっと一周切り込みをいれて、皮が破れないように底に穴が開かないように実と皮をはがしていきます。実は美味しくいただけます。
※みかんの底に残った筋がキャンドル芯になるので、最後みかんを皮から外す時にすじをちぎらないように、みかんの皮底に残して下さい。写真は片方はきれいに筋が残ったけど、もう片方は筋が取れてしまったので、開いたあなから筋を外側に通して、ハロウィンかぼちゃのへたの様にしてみましたよ^^
2、皮のカップにオリーブオイルを注ぎます。みかんの皮底に残した筋(キャンドル芯に見立てた物)にオリーブオイルがかかるように注ぎます。
3、みかんすじ芯に火を灯したら完成☆オイルに精油(アロマオイル)を垂らせば、簡単アロマキャンドルになりますよ。写真を参考にしてくださいね。
*火の取り扱いには気を付けて下さい。
小さな炎はゆっくりゆっくり何時間も灯ります。驚くほど長い時間ゆっくり燃えますよ。
カテゴリー:ハーブ、アロマ、植物, ハーブティー
こんにちは。暑い日が続きますね。
テレビで辛いニュースを目にした時に、それが自然災害であればな尚更、その時やりきれない気持ちになります。
けれど少し経つと、違う楽しい番組を見たり、遊びにも出かけたりしてしまい、罪悪感を感じてしまう事もあります。
少し離れた土地で起こることを受け止めて自粛し続ける事は難しいですよね。いろいろな事を感じます。一番辛いのは当事者の方々なのですが…
そんな時は優しい飲み物で気持ちを底上げしましょう。
今日のブレンドは、心のつかえを優しく取り除き、女性に寄り添うハーブブレンドです。
・ハイビスカス、セントジョンズワート、ルイボスティー、レディースマントル
※上記のブレンドは妊娠中は避けて下さい。また、薬との飲み合わせに注意が必要なセントジョンズワートが入っています。
カップでゆっくり2杯飲み終わる頃には気持ちが落ち着いて、心のつかえがすっと外れて、そっと背中を押してくれる、ブレンドです。
セントジョンズワートはサンシャインサプリメントとも呼ばれるハーブティーです。気持ちに明るさをもたらします。
レディースマントルは、聖母マリア様のマントに葉の形が似ていることから名付けられたとも言われているハーブです。また、学名のAlchemiaは錬金術に由来しています。治癒の力や魔法を信じましょう。
生理周期調整作用や抗炎症作用、収斂作用などもあり、生理の前後にもおすすめです。
〈ハーブティーの入れ方や量について〉
茶葉に熱湯を注ぎ、蓋をして3〜5分で美味しく飲めます。
ハイビスカスは多く入れすぎると、酸味が強くなります。
ブレンドハーブティーをティースプーンで山盛り1杯がティーカップ1杯分位です。(茶葉が細かい場合は濃く出ますので調整して下さい)
飲み物はコーヒーも好きで、一息つきたい時や食後に飲みたくなります。
コーヒーは元気を出したい時にも良いですよね。でも本当に心が下がったりキツイ時や体調が優れない時はやっぱりハーブティーを飲みたくなるんですよね。。