カテゴリー:ハーブ、アロマ、精油
私が所属しているAEAJ。(日本アロマ環境協会)では精油の使用法の一部見直しがありました。
今回AEAJが発行している機関誌に掲載されていた内容をお知らせします。機関誌は2020/03/25号のものです。少し遅いタイミングですみません。情報として目を通していただけたらと思います。
これまでに、私が講座やワークショップでお伝えしてきた精油の扱い方にも変更がありましたのでお知らせします。
ただ、今までの精油の使用方法でトラブルがあったと私が直接聞いたことはなく、また自分自身が10年以上同じように使用してきた中でもトラブルはありませんでした。しかし、より安全に精油を使用するうえで、見直しがありましたので、今わかる範囲でお知らせします。
≪精油使用法の変更点4点≫
1. 沐浴法 (変更前)精油原液を浴槽または洗面器などの湯に直接入れる → (変更後)5ml程度の無水エタノールに混ぜた精油を、浴槽または洗面器などの湯に入れる
※精油は水に溶けにくいため、今回、無水エタノールに混ぜてからであれば、水に入れても分離しないことを確認済み(テルペン類の含有量が多い精油など、一部例外あり)
2. 入浴剤 (変更前)精油原液を天然塩や重曹に混ぜ、浴槽に入れる → (変更後)5ml程度の無水エタノールに混ぜた精油を、天然塩や重曹にスプレーなどで吹きかけ、すぐに浴槽に入れる。
※沐浴法同様時間が経つと無水エタノールが揮発して精油原液のみが残る場合があるため、作成後すぐに使用する
3. 手作りコスメ (変更前)水溶性基材に精油を加える際、エタノールまたはグリセリンに精油を溶かして混ぜ合わせる → (変更後)水溶性基材に精油を加える際は、無水エタノールに混ぜた精油を、加える
※グリセリンに溶けない精油があることが確認されたため。
4. パッチテスト (変更前)肌に精油を使用する際は、事前にパッチテストを行う → (変更後)肌に精油を使用する際は、低い濃度で試してから使う
※医療機関で行うパッチテストを個人で再現するのは現実的でないためまた、長時間精油が肌に接触することで、アレルギーなどを引き起こす可能性もあるため
以上AEAJ機関誌No.95より一部抜粋しました。2020/03/25号より
アロマテラピーを楽しく取り入れるためにも、上記の変更を踏まえて、より安全に行っていきたいと思います。